【日程】2025/11/22-24
【場所】奥大日岳 東面カガミ谷ダイレクト(仮)
【メンバー】shira、Khanh(会外)
【種別】バックカントリー
【報告者】shira
数年に1度しか滑れない奥大日岳が今年は仕上がった。これは行かねばなるまい。
21日にストームがあり、22日はまだ早い。なので、23日をターゲットに計画を立てた。


〇11/22日
奥大日岳の観察をと雷鳥沢を登っていると目の前で奥大日岳東面の雪庇が落ちサイズ1の面発生雪崩が起きた。今日は行かなくて良かったと安堵した。
(後日聞いたところによると、登山者が近くを通った時の衝撃で雪庇が落ちたようだ)
まぁ、明日には不安定性は収束してるだろうと考え、斜面の写真を撮り、滑るラインを共有し就寝。

〇11/23日
4時半から登り始め、8時には奥大日岳P2611に着いた。雪付きが悪く、どうやらピークからの滑走は難しそうだ。肩からの滑走としようと二人で話しあった。
昨日の不安定性を踏まえ雪庇を落とすことにし、二人でスコップを1突き。すると幅10mの雪庇がボコンと落ち、なかなか爽快な光景だった。雪庇の落ちる様を見ていたが、昨日の不安定性は解消しているようだ。滑走準備を整える。
ドロップ地点に立つと45度くらいの見慣れた斜度だが、シーズンイン直後のスティープという事もあり少し緊張する。1番手でkhanhが滑り出しフェイスの雪に苦戦しているのが見える。ややモナカコンディションのようだ。一方、沢は快適に滑っており期待が高まる。
さて、自分の番となり様子を見ながら2ターンを刻む。スノーボーダーには快適な雪だ!テンションが一気に高まり奇声を上げながら思いっきり滑り出した。標高差600mを2分弱で駆け抜けkhanhと合流した。滑り終わるとスティープからの緊張と解放が堪らなく楽しく、二人でこれがあるから辞められない!と笑いあった。

〇11/24
この日はガスがキツく室堂駅前のギャラリーバーンで遊び、三連休で下山するkhanhを見送ってテントに戻った





