【日程】2018.8.8~8.20
【場所】焼岳~日本海へ!!
【メンバー】Mika(単独)
【種別】縦走
【目的】長期縦走で総合力をつける
(報告者:Mika)
以前からチャレンジしたかった北アルプス南北縦走をしてきました。
ザックは12日間+予備日3日分の食料などを含め約19キロ。
今年は非常に暑かったので水分も3リットル+スポーツドリンク1リットルを持ったので23キロからのスタート。
8月8日(Day 1)
(中ノ湯温泉7:00~焼岳10:00~西穂山荘14:30)
初日は快晴でとても暑く、また久しぶりの重荷に水3リットルちょっとを消費。
焼岳から西穂山荘への樹林帯で段差を降りたときの石がぐらつき、重荷であったためバランスを崩し転倒してしまった・・・しかも、自分のストックで右胸を強打してしまう。
歩くのには支障がなかったので続行することにした。
明日からの危険地帯は十分に注意し気を引き締めて挑まなくてはと強く思った。
8月9日(Day 2)
(西穂山荘3:45~穂高岳山荘15:40)
西穂までは快晴であったものの、天狗のコルあたりでは濃いガスに包まれる。
昨日の反省を踏まえ、慎重に特に下りは少しでも不安があればバックステップで・・・
ジャンダルム手前あたりでガスで真っ白に・・・。おかげでルートが非常に分かり難いかった。
ペンキマークを見つけたのでそちらに進むと実は先ほど通ってきた道で、30分ほど下ったところでおかしいことに気が付き、再び戻り登り返すことになってしまった。
この日は北穂までの予定だったが、時間も大幅に押してしまい穂高岳山荘までとして幕営。
8月10日(Day 3)
(穂高岳山荘4:00~涸沢岳4:30~北穂高岳7:30~槍ケ岳山荘15:00)
朝からテントを叩く生憎の雨と風。
涸沢岳の下りの鎖も雨でぬれていてとても嫌らしかった。
体が振られないように、濡れた岩で足を滑らせないよう進む。
最低コルのあたりまでくると雨も止み、無事に大キレットを通過。
南岳までくると今度は日差しが出てとても暑くなる。
この日は槍ケ岳山荘にてテント泊。
夕方からは風も強まり雨も降りだしてしまった。時折雷も鳴った。
8月11日(Day 4)
(槍ケ岳山荘6:00~樅沢岳11:10~双六小屋11:30~三俣蓮華岳15:00~三俣山荘15:30)
霧雨、ガス、体が持っていかれるほどの強風の中スタート。
槍ケ岳だけは今回スルー・・・西鎌尾根に入るといくらか風が収まったが、相変わらず雨は降ったり止んだり、ガスで全く展望はない。
双六小屋では初めて小屋でお昼。カレーと美味しそうな林檎(一個400円と高価)
三俣蓮華岳につく頃には雨もガスも消え雄大な鷲羽岳が姿を現した。
三俣山荘のテント場で夜7時頃ビールを飲んでウトウト始めると、今頃到着した6人グループがすぐ1メートルほどの真上にテントを張りだす。
8時に宴会が始まって結局10時まで続いて寝不足となってしまった・・・
8月12日(Day 5)
(三俣山荘4:30~鷲羽岳5:30~水晶小屋7:30~真砂岳9:40~野口五郎岳10:50~烏帽子小屋14:15)
相変わらずガスと風のスタート。一日中ガスは切れず。ただ、涼しいおかげで水の摂取量が少ないのでこのあたりからは2リットルだけ担ぐことにした。
野口五郎小屋でお昼。カレーとカップ麺の2択なので昨日に引き続きカレーを選択。
烏帽子小屋 では夏山コースでお世話になっていたこともあり、テント泊であったにも関わらずビールをご馳走になったり色々と良くしていただきました。本当にありがとうございました!
8月13日(Day 6)
(烏帽子小屋5:30~烏帽子岳6:30~不動岳9:15~船窪第二P11:30~船窪小屋14:30)
朝からガスと霧雨。風はそれほど強くなかったので烏帽子に登ったものの全く展望なし。
不動岳から船窪までは噂通りの悪路。さらに、雨が酷くなった上、雷も発生。
樹林帯だったので休まずそのままゆっくり歩を進める。
船窪小屋には予定時間を大幅に過ぎて到着。今回の山行で唯一予定していた小屋泊。
楽しみにしていたお料理は本当に素晴らしかった。サクサクの天ぷらにビーフシチュー。
ここで今までの汚れた服をすべて着替えさっぱりする。
8月14日(Day 7)
(船窪小屋6:00~七倉岳~北葛岳~蓮華岳10:50~針ノ木小屋12:00)
連日雨や霧でしたが、ようやく朝から晴れてくれました。
今日は針ノ木岳までなのでお昼には到着。
展望の良い、風の当たらない一等地にテントを張ることができた。
小屋で牛丼とビールをいただきテントでくつろぎながら今後の計画や食料などを確かめたりする。
午後2時過ぎあたりから急にガスが湧き出し、雨が降ったりスッと晴れたり不安定な天気が続く。
昨日の船窪のアップダウンによる筋肉疲労で右太ももに違和感があったが、半日休息できたのですっかり良くなった。
8月15日(Day 8)
(針ノ木小屋3:50~針ノ木岳~スバリ岳5:55~赤沢岳7:40~鳴 沢岳8:45~新越山荘9:10~種池山荘11:30~爺ヶ岳13:10~冷池山荘14:00)
本日も朝から快晴。そこで針ノ木岳山頂で20分ほどご来光を待つ。
新越山荘では逆回りで北アルプス縦走をする方と会ったので、これからの登山道情報等をお互いに交換しあう。種池山荘ではラーメンとコーラを注文。大き目のチャーシューが2枚も入ってほうれん草もトッピングされていた。
このあたりから濃いガスが湧き出す。今日は早めに天候が崩れるという予報どおり、爺ヶ岳の北峰を過ぎてしばらくすると土砂降りに。
小屋まであと30分というところだった。レインウエアを着るも既にずぶ濡れ。風も強まる。
冷池山荘に到着すると北部遭対長のSさんがいらっしゃいました。
これからもっと悪天となるので今までの濡れた衣類などを乾燥室で乾かしたり、スマホの充電や 情報収集の為に小屋に泊まることにした。
8月16日(Day 9)
(冷池山荘停滞)
昨夜から強烈な風とバケツをひっくり返したような雨が続く。
予備日を既に1日使っていて、さらにここでの足止めに気持ちは焦る。とはいえ、とても外へ出ていけるような状況ではないので小屋にて停滞。
8月17日(Day 10)
(冷池山荘4:15~鹿島槍ヶ岳6:02~キレット小屋7:40~口ノ沢のコル8:40~五竜岳11:19~五竜山荘12:10~唐松山荘14:45)
朝から霧雨と強風、気温が低い 。ただ今日の午後には天候が回復する予報なので出発。
キレット等はルートがしっかりしているので時間より大幅に早く通過。
五竜岳に到着する直前には雨も止み青空もちらっと見えるものの再びガスで視界が悪い。
五竜山荘ではお昼にチャーハンをいただいた。
今日は五竜山荘までの予定であったけれど、時間も早く停滞で体を休めたせいかあまり疲れていなかったので翌日の白馬まで長いことを考え、この先の唐松まで進む ことにした。
唐松山荘はテント場が小屋よりずっと下でとても混雑していて15時前に到着したのにやっと隅のほうにテントを張ることができた。
この日は午後から回復するとの予報だったけれど夕方までガスで視界はほとんどなく寒く、夕方ようやくガスが切れた。夜はこの時期にない寒さで何度も目覚める。テントには霜が降りていた。
8月18日(Day 11)
(唐松山荘5:20~唐松岳~不帰キレット~天狗ノ頭9:00~天狗山荘9:30~白馬鑓ヶ岳10:30~杓子岳11:00~白馬頂上宿舎12:45)
朝あまりの寒さにシュラフから出られず。今日は白馬までと距離も短いのでゆっくりと明るくなってから行動することにした。
とても寒かったのでいつもより着込んで出発。
不帰キレットは白馬からの縦走してくる人がまだいなかったので比較的スムーズに通過。
このあたりからは気温がぐんぐん上がってきて、稜線上の直射日光と厚着が追い打ちをかけ体力を消耗・・・
白馬頂上宿舎までやっとたどり着きました。牛丼と手作りプリン、チューハイを注文。
水は大量にあり暑かったので、ここでようやく頭をバシャバシャ洗ったり、手ぬぐいやタオル、レインウエアの泥などを水洗いすることができました。
8月19日(Day 12)
(白馬頂上宿舎4:45~白馬岳~雪倉岳~水平道分岐~朝日小屋11:50)
今朝は昨日より寒くなく、白馬岳山頂から素晴らしいご来光を拝めた。
後半に入ってようやく天候が安定してきてくれた。
白馬より先は初めて歩く。青空で清々しく花も美しく気持ちの良い登山道で今回一番のご褒美の道だった。
テント泊でしたが朝日小屋の夕食は美味しいと評判なので夕食だけ注文。山小屋の食事とは思えないほどの豪華さで、乾杯ワインから始まって ホタルイカの沖付けやカジキの昆布〆などに舌鼓を打った。
8月20日(Day 13)
(朝日小屋3:30~朝日岳4:30~吹上のコル5:00~黒岩山7:30~サワガニ山8:30~栂海山荘9:55~白鳥小屋13:15~坂田峠15:00~日本海17:30)
朝日岳にて朝陽が見たかったので4時に出発しようと計画するも、隣のテントの方のアラームで2時に起こされる。トイレに行くとそのまま目が覚めてしまったのでゆっくり支度をして30分早い3時30分に出発。朝日岳は風を遮るところが無く、寒かったのでそのまま下り吹上のコルあたりでご来光。
今日は栂海山荘に泊まる予定でしたが、前日栂海新道から上がってきたお姉さんが行けるなら白鳥小屋まで行くと翌日も楽だし、小屋も綺麗だよと勧められたので、今日の目標を白 鳥小屋に変更。栂海山荘で疲れているようならそこで泊まってもいいかなと思い歩きだす。
黒岩山までは池塘が多く木道も整備され花も綺麗で昨日に引き続き素晴らしいご褒美の登山道となった。
ゆっくり写真を撮りながら歩いたにも関わらず黒岩山まで予定の時間を大幅に短縮していた。後半になって食料がぐっと減りペースが上がったのだろう。
栂海山荘には10時少し前に到着。ゆっくりと外のベンチで休憩を取りながら地図とコースタイムを見る。
白鳥山荘に13時30分までに到着すれば、明るいうちに日本海まで降りられると確信。
白鳥小屋を13時30分タイムリミットに設定して歩く。が、この栂海山荘から白鳥小屋までが結構シンドイ登山道。
さらにマムシなどの蛇が大量にいる・・・しっかり確認できただけでマムシ3匹、赤い蛇2匹、薄茶色蛇1匹。
殆ど逃げてくれるものの、木の根と間違えて踏まないように注意して歩く。また至る所に熊の痕跡がある。
栂海新道は全て稜線を繋いでいるので日陰も少なく、樹林帯に入っても蒸し暑い。
熱中症が怖かったので各水場ごとにザックをデポして頭から水をかぶりに降りて行く。
夏は枯れるかもという水場も全てしっかりと水が出ていた。
尻高山を過ぎ二本松峠へ向かって いるところで夕立にあう。午後4時。最後に来てまで土砂降り・・・。
レインウエアに着替え歩き出すも粘土のように変わり滑りやすくなった登山道に悩まされる。
それでも1時間ほどで雨も止む。そこから30分ほど下ったところで親不知に到着。17時30分だった。
雨も上がり、悪天で悩まされたこの縦走も最後には日本海の綺麗な夕日で終わることができた。
12日間の予定で歩き始め予備日を2日間使い、2日間かける予定の栂海新道を一日で降りてきたので結果13日間の行程となりました。
天候はあまり良くはなかったものの、重い荷物を担いで自分の足でこの長い縦走路を歩けたことが何よりの収穫でした。