2018.3.31_4.1 爺ヶ岳 東尾根

Mountaineering

【日程】2018.3.31_4.1 

【場所】爺ヶ岳 東尾根 

【メンバー】Ken、Mika 、Ushi 、Mitsu

【種別】残雪期 バリエーションルート

【目的】新歓 山行

(報告者:Mitsu)

新人歓迎の山行でバリエーションルート入門ルートの爺ヶ岳東尾根へ

たまにはこういうマッタリとした山も楽しい・・・

写真:爺ヶ岳(左)と鹿島槍ヶ岳(右)

そして爺ヶ岳中峰から伸びているのが東尾根

6時半に大町運動公園に集合。そこから車を乗り合わせて出発地点の鹿島山荘へ・・・

快晴予定なので混雑を想定していたが駐車スペースには思うほどではなかった。とはいっても人気ルートとあって既に7~8台の車があった。

鹿島山荘周辺からしっかりとした踏み跡があったが急登で快適ではない。

そして尾根に上がるまで雪は一切ない。

尾根まで上がると雪が出てきた。

締まっているとまではいえないが腐ってもいないので比較的快適に歩ける

1時間ほど登ると後立の山並みが視界に入る

時間的に余裕があるので休憩しながら・・・

そして、新たに新調したKenの「山登会ウェア」のロンTで会のアピール^^

顔に似合わずお茶目なKenとMika

天気がよく紫外線で肌がジリジリ焼けてくるので小まめに日焼け止めを散布。

JPまで来ると一気に視界が開けて目的の爺、、

鹿島槍の眺望も素晴らしい・・・

個人的には鹿島槍は後立で一番好きな山。どこから見ても雄大な鹿島の猫耳は目立つ。

こんな眺望のいい尾根歩きは格別。そして雲ひとつない晴天

幸せ以外のなにものでもない。

新人のUshi!

慣れない重たい荷物を担ぎながらも頑張って歩く。

気温の上昇とともに踏みぬく瞬間もちらほら・・・

P2周辺の幕営快適地に・・・

燃えたテントの残骸。ご愁傷様です・・・

つらい心中は察しますが・・・

でも、すばらしい自然の中だから、可能なかぎり持ち帰りましょうね・・・

槍様ぁ!!!!

どこに行っても槍を見るとテンションが上がるのは私だけでしょか??

P2の少し先にはテント村が出現

やっぱり人気ルートだけあってすごい。

ここはバリルートではないのか?

それにしても、こんなルートでもお一人様テントが目立つ・・・・・・

私たち、お酒が入るとついつい盛り上がってボリュームが上がるので(特に・・・誰とは言いませんが・・・)他の方とは少し離れたところに幕を張ります。

まずはみんなで協力して整地。今夜は風が吹きそうなので場所選びと整地は頭を使って。。

幕営地に着いたのは13時過ぎ。

この時間から飲み始めたら後がやばいのと・・・酒が足りなくなるので雪の中でビールを冷やして・・・

さてどうしよう・・・

せっかくの新人歓迎ということで雪上訓練を。

滑落停止は花形だし大事な技術ではあるけど現実的に硬い斜面ではかなり難しい技術なのでそれ以上に転ばない歩き方に重きをおいています。

そんな訳で当会では歩行訓練が最重要項目!

これを怠っている会はすごく多いと思います。偉そうなことは言える立場ではないけど、バリルートで多くの人と出会うけどまともに歩けている人ってホント少ない。

基本中の基本だけど雪の上で一番大切なのは歩行技術です。歩行技術がしっかりしていれば転ばない、転ばなければ滑落停止なんてする必要ないのですから・・・

Ushiにはひたすら歩行訓練。これって地味で辛くてホント楽しくないけどがんばろうね!!絶対役に立つから!!

予断だが・・・

Kenの右手に光るピッケル・・・

Kenはこれを雪面に刺して、ヤンキー座りして、両手で頬杖ついて、真顔で、、

「かっこいいなぁ・・・」ってボソリ、、、

見ていてこっち恥ずかしくなるような光景に周辺はドン引きでした。。

当会のマドンナ?(自称)のMikaとUshi・・・

15時過ぎたのでそろそろいいだろうということでテントに入って宴会開始。

陽が沈むと気温も下がり雪も締まってきた。

こんな薄暗い光景も粋ですなぁ。。

今夜はなんでもブルームーンだとか・・・

実際には青くは光らないみたいだけど楽しみ。

多少の心配は俺の「狼」が遠吠えしないかどうか・・・

この男・・・大先輩だし、絶対的リーダーだし、とっても尊敬しているのだが・・・

撮影していると、なにかとフレームインしてきたり、訳分からない写真でメディアの無駄使いしたり・・・困った悪餓鬼です、、、

でも、そんなKenがすき。。

テントから見える今回のお目当て。

こんな光景はたまらない。

ブルームーンに照らされた鹿島槍

朝方、夜明け前の月と爺

撮影技術が未熟で申し訳ない・・・プロには見せられない(笑)

モルゲンに染まる光景を期待したが残念ながら東の空は雲に覆われて焼けない・・・無念

朝日を浴びながらの山歩きは気持ちいいね!

UshiとKen!

朝からテンション高めです。

カンバのシルエットが美しい

P1への登りはなかなかの斜度で気持ちよく高度を稼げる

そして尾根は細いところも各所あって危険とまでは言えないが油断は禁物。

そして風も強いので慎重に。

雪稜歩きはやっぱり気持ちいい。

本ルートで唯一の核心部。

細さよりも雪が微妙に乗っているだけだからいつ落ちるか分からないという恐怖。

慎重に歩けば問題なし。ロープを出すほどではないかな。

P1を越えると風が強くなって寒い。

といっても春山といった感じで凶暴さは感じない。

西方面の雲が・・・残念。。

P1から山頂までは広い尾根歩きで気持ちいい。

兄貴、シルエットがかっこいいぜ!!

最後の急登はなかなかしんどい。

山頂付近から。

奥に聳える蓮華と針ノ木が美しい。

やっぱり、後立はたまらない!!

ついに山頂!!

Ushi!登頂おめでとう

登頂記念に。。

スッキリ晴れた・・・という感じではないが眺望は抜群。

遠くにかすんでる山々のが逆に幻想的で美しかったりして・・・

兄貴はあの山の裏側を見据えている・・・

去年は雪が少なく、直前に雪が降って断念。

今年は例年より雪が多くて&諸条件によって実行できない。。

なんとしても、来年こそはあの山の北壁へ・・・

諦めなければ絶対いけるはずだ。

つるぎぃ!!

数ヵ月後、行くから待ってろよぉ!!