【日程】2018.12.13
【場所】裏妙義 木戸壁右カンテ
【メンバー】Hiromi、Mika
【種別】マルチピッチクライミング・縦走
【目的】女二人で今年最後のマルチへ
(報告者:Mika)
暖冬とはいうものの前日は前橋で初雪が降る。
Hiromiに妙義に行きたいと言われ地元である私は快くOK!
星穴あたりかと思っていたけれど彼女の希望は木戸壁右カンテだと・・・。
岩・・・そろそろ冷たいですけれど・・・・。(この時期にMだなぁ♡)
せっかくなので欲張って木戸壁右カンテからの裏妙義縦走を提案。
裏妙義国民宿舎7時30分出発。気温0度。
国民宿舎は休業になったものの、外トイレは登山者用に使用可能と聞いていた。
が、、、12月~3月までは冬季使用禁止になっていた。
丁須の頭へ向かって登山道を歩いていく。この時期は葉が落ちているので明るい登山道。
30分ほど歩くと目印の鍵矢印の岩壁が現れる。
壁沿いに右に進む。取付きは洞窟を過ぎて少し行った突き当り。
ハンガーボルトが乱打してあるのですぐにわかります。
今回は3~4年前に登った事があるMikaがオールリード。
当時まだこのルートはあまり登られていなくて岩は脆くすぐ抜けるような状態だった。
それが今は岩も落ち着きまるでゲレンデのように変貌していた。
1P目 (Ⅲ 15m)
真っすぐフェースを直上していく。
1~2メートル間隔にびっくりするほどピカピカのペツルの支点が乱打してある・・・
気温はいくらか温かくなったものの、岩は冷たくすぐに指の感覚がなくなる。
2P目(Ⅳ 20m)
フェースを登り岩尾根を越え直上、少し被り気味のところを超え左のテラスに移る。
3P目 (Ⅲ 20m)
フェースを松の木テラスまでストレートに登る。
このころには気温も上がってきて指も冷たさも無くなった。
4P目 (Ⅳ 30m)
松の木テラスから右上してカンテ沿いに直上。
景色もよく程よい高度感が気持ちいい。
5P目 15m(Ⅲ級)
左上し、最後テラスに出るのに嫌らしい砂と草と土の2~3メートル。
ここで終了。見上げるといかにも被った妙義らしい岩壁と青空が気持ちいい。
温かくなってのんびりしたいけれどまだ裏妙義縦走が控えているので懸垂で降りる。
ポコポコ岩が引っ掛かりやすいので短く切ってロープ1本で降りる。
5回懸垂しスムーズに帰還することができた。登攀具をザックに収めそのまま裏妙義縦走へ
裏妙義は比較的日陰が多くまた表妙義より鎖も少ない。
枯れ葉の急斜面と長い鎖を登りコルより北斜面をトラバースして丁須の頭へ。
裏妙義のシンボル丁須の頭のてっぺんへ。
近くの陽だまりの中軽くランチをとる。表妙義がよく見えて展望抜群。
浅間もくっきり♪絶好の登山日和✨
長いルンゼを鎖を頼りに下る
裏妙義といえばこの鉄のステップ。以前より綺麗になっているなぁ。
風穴尾根の頭から烏帽子岩や赤岩を望む
三方境からは里山ならではののんびりした歩き。
裏妙義国民宿舎へ15時過ぎに到着。
登攀あり縦走ありと盛り沢山な楽しい女二人山歩きでした。